ブラックジャック展へ行ってきたレポートです。前提として、私はova版のブラックジャックしか履修してないので、ova版の内容を基準として話をします。ちょっと長くなりました。では、どうぞ
[行くきっかけ]
ova版ブラックジャックを見て、「ブラックジャック良〜!」となった時、何気なくブラックジャックについて調べてたら、東京でブラックジャック展が開催中と知る。
原作の漫画読んでないし、展示見るほど好きかどうかまだ分からんから行くの迷うな、どうしよう…と悩んでいたところ、友人から「今ハマってるこのタイミングで行くべきやろ、絶対楽しいって。展示見た後にもっと『好き!』ってなるかもしれんやん!行け!!!」と言われたので、行く意思を固めました。オタ友の言葉は心強いな…。その前にまずチケット取れるかやな…と諦め半分で見てたら、普通に取れた!!チケット戦争は苛烈と身をもって知ってるので、あっさり取れてちょっと拍子抜けしたよ…。そして10月下旬、ブラックジャック展へ行くことにしました。
当日の服装
行くからには思いっきり楽しみたい主義なので、(せや、ブラックジャックみたいなコーデで行くか…!)と思いつきました。でも版権キャラのリンクコーデ、いい年こいた社会人が痛いかな…と一瞬思ったものの、ファッションは楽しんだもの勝ち…!という気持ちが勝り、白シャツ+黒のパンツ・カーディガン・ブーツ+ワインレッドのリボンタイでセルフブラックジャックコーデで行くことにしました。しかし探しても理想の色のリボンタイがなく…。代わりに色だけブラックジャックに寄せた服装で行くことにしました(白ブラウス+黒パンツ・ブーツ・リボンタイ+ワインレッドのシュシュ)
黒いリボンタイで一気に喪服み増して笑いました。本物より黒いぞ!
会場までの道のり
デカデカと貼ってあるポスター…!都会ならではなのと、確実に会場に近づいてるという高揚感に、思わず記念撮影しました
六本木駅のやつ
六本木ヒルズ前の柱
会場の入り口
森美術館展望台52階へ到着。
入り口に入ると、タペストリーがお出迎えしてくれました。おっきい!!
展望台のガラス面に貼られている巨大タペストリー。迫力ありました。
ガラスに散りばめられてるセリフたち
150億…めっちゃ金請求するやん
[フォトスポットコーナー]
手術室。寝転がって手術を受けてる風に撮影できるようでした。
ブラックジャックの部屋
ア!この部屋、地上波アニメのブラックジャックでなんか見たことある!(進研ゼミで見た!のアレ)
ova版だと、はっきりとした部屋の描写が少なく断片的な情報しか知らないけど、この部屋はさすがにわかるぞ!と思いました。
ゴミ箱?とか椅子とか細かいなぁ…と思いました
机の上に目玉焼きある!って思ってよく見たら電話だった
見てるうちにテンションが上がってきたよすが。そのうち、(こ、この為にこの格好をしてきたのでは…!?)という気になってきたので、セルフブラックジャックの格好で写真撮ってもらいました。写真を撮るという行為に慣れていないに加え、見ず知らずの人に写真をお願いすることに緊張していたのか、撮ってもらった写真を確認すると、そこにはビビったように肩をすくめたオタクが映ってました。面白かったです。
ブラックジャックのパネルと、縮こまったセルフブラックジャック姿のオタク
展示コーナーまでの壁には、キャラの説明だったり、集合絵などが貼ってありました
[展示を見ての所感]
ワンフロアの展示だし、1時間くらいで全部見終わるかな〜と思っていたら、そんなことなかった。
ブラックジャックの漫画を一度も読んだことがなかったため、「初見で漫画を読む」という行為に近しい勢いで、一点一点真剣に展示物を見ていたため…3時間かかって半分しか見れませんでした!
3時間で膨大で濃密な情報(70話分のストーリー)を詰め込みすぎたせいか、頭の処理が追いつきませんでした。そのため、「ブラックジャック展凄かった!よかった〜!!」という感情すら湧かず、一周回って何も感想が出てこない「無」の状態になりました。あれだけ見たのに感想を感じる情緒が停止するという珍事…。フリーズしたパソコンみたいで笑いました
移動時間の関係で、早々に切り上げて会場を出たんですが、全部の展示を見れなかったのが心残りで…。よすがの中で現在最も情熱があるタイミングでの展示会…この機会を逃したら、ものすごく後悔しそう!!そう思ったので、残りの半分を見るために、次の週もう一度ブラックジャック展へ行きました。僕ァこの為に金を稼いでるんだよぉ!!(旅券購入)(クレカの音)
ちなみに2回目行った時も、残り半分見るのに3時間かかりました。トータル閲覧時間6時間です。仮に入場開始の10時から入っても、16時までかかるってこと…(白目)こんなことある…??でも、6時間みっちり見たおかげで満足しました。
[原画展示の感想]
1回目:頭がフリーズして感想が出てこない。2回目:前回行ったおかげか、少し冷静になれたので、感想を感じる余裕がありました。その時に感じたことを描きます。また、原画展示エリアは撮影禁止だったので、展示の流れは覚えている限り文字だけ書き起こします。
140話原画展示のフロア。話をカテゴリー分けした展示内容でした。
ブラックジャックの遍歴、高額治療費を請求する話、ギャグシーンだけ集めた話、スターシステムで手塚キャラがゲストで出てくる話、ピノコに関する話、(ブラックジャックの母に対する思いから)作中に出てきた「母親(キャラ)」に関する話、外科手術の技術の話など、各項目ごとに複数の話がまとまって分類されてる感じです。
中でも心に残ったのが、いろんな女性に想いを寄せられる話をまとめた展示でした。
原作未読なので、展示で漫画読むのが初だったんですけど…こ、この男、モテすぎィ!作中でいろんな女性から想われてるんですね。
(つぎはぎとは言え)顔がいい、優しい…そりゃ惚れるわな…わかる…。
ova版[しずむ女]の原作の原画展示もやってて、テンション上がりました。ovaでは「先生」呼びだったのに、原作では「オニーチャン」呼びなんだねぇ!?ovaブラックジャックは年齢高めと書いてあったから、年齢によって呼び方変えたのかな…細かいな…と思いました。また、女の子の描き方が、現代でも通用する絵柄の可愛さにびっくりしました。女の子の目の描き方とか、普通に可愛くていいな~!と思ってしまった…。
[そのほか、印象に残った展示について]
ブラックジャックの遍歴の展示
中学生の頃、復讐するためにダーツ投げ練習してるのヤンチャすぎる。そして大人になってメス投げ上手くなってるの笑いました
ギャグシーンだけ集めた話の展示
普段は真面目な性格だからこそ、ギャグ顔やギャグコマが新鮮で映えるのいいなと思いました。ova版しかまだ見てないので、原作は結構ギャグ多いなと思いました。「ほーらおいでなすった」と両手上げてるコマとか、ヤギに向かってあっかんべーしてるコマとかあったよ…可愛いね…
おまけ/一番刺さった原画
めぐり会いです。如月めぐみの手術のコマで言う「この瞬間は永遠なんだ」というブラックジャックの台詞が(ンエーーーーー!!!良!!)となりました。悲恋が大好物なので心の中で手を叩いて喜び拝みました。
[物販コーナー]
展示を抜けた先には物販コーナーがありました。金を請求するコマだけ集めたコインケースとかあって笑いました。
中でも一番面白かったのが輸血パックに入ったいちご味のゼリー。びっくりするくらい赤くて、見た目がモロ、血!輸血が…合法的に食えるぞ!となりました(語弊のある言い方)1回目の時は友人のお土産用に無事買えたんですけど、2回目行った時自分のお土産に買おうと思った時には、もう売り切れでした…人気やん…
[終わりに]
原作未読で行っても大丈夫かな…と思ったのですが、楽しめてよかったです。漫画なので、親しみやすいフランクな絵柄で描かれてるんですけど、扉絵などに描かれてあったの人体の構造の描写は精密だったのが印象的でした。手塚先生ってやっぱり画力あるんだな…。
次は原作を読むために図書館通いをする予定です。雪が降って道が歩きにくくなる冬までには読破したいな!